――ずっと、ひとりぼっちだった。 あてもなく彷徨って、泣いて、また彷徨って。 すごくすごく、寂しかった。 だけど君がオレを見つけてくれた。 拾ってくれたことが。 名前をつけてくれたことが。 どれほど嬉しかったなんて君には分からないだろう? だからオレは願ったんだ。 それは、一世一代、最初で最後の神様へのお願い。