とぼとぼ歩きいつの間にか…屋上へ来ていた。 「あぁ…この際、身投げしよかな…うぅー…」 この時期…4月半ばの風は気持ちいい。 「うー…」 「君、どうかしたの?」 ふと、声をかけられた。 「元気ないぢゃん♪」 お弁当を忘れ、購買のパンも買えず超落ち込んでいたアタシの前に、ニッコリ爽やか笑顔を向ける男子生徒が現れた。