秋菜の病室に戻った俺。

俺はまだイタリアに行くか迷ってる…。

また、秋菜が悲しむかもしれない。


そしたら俺は…
やっぱり行くのはやめよう。


そうだ…。
チャンスはまたやってくるさ。


「朱鷺也くん…元気ないの?」

「へ?」

「だって…悲しそうだったから」

「秋菜…」

ごめん・・・
ごめんな秋菜。



「どうしたの?」

「俺、帰るわ。また今度くるから」

「‥うん」
「じゃあな」


やべぇ…。
俺泣きそうだった。

バカ…。
俺のバカ…。



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