夜中の2時。
眠るのが怖かった。
瞳を閉じるのが怖かった。
闇の中に浮かぶ姿が僕を襲うから・・。
先生とその婚約者。
―どうして・・
―僕じゃないの・・。
―どうして・・
―僕は先生の隣に
並べないの・・。
考えてもしかたない事なのに、勝手に脳が働く。
「逢いたくない・・・」
ボソッと呟いた。
好きだから・・。
好きだから逢いたくない。
きっと今、先生を見たらめちゃくちゃにして先生を自分のモノにしてしまいそうな気がするから・・。
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