「あー、もう!」 僕は教室から飛び出した。 「聖夜、なんかあったの?」 「んー・・まぁな」 「なんなの?」 「お前には関係なぁい」 「うざっ」 七海は笑顔もなく翔太に一言浴びせ背を向けた。 「お前がうざいっつーの」 **************** 「だり~」 僕は屋上のフェンスに寄りかかり空を見上げていた。