「あ、もう5時ね・・」 「・・先生・・」 「なに?」 先生は立ち上がり帰る準備をしている。 なぜか嬉しそうな顔をして・・。 「明日も・・来ていい・・?」 「明日は会議があるから無理かなぁ」 「じゃぁ、その次の日は?」 「土曜は学校休みよ?」 「・・」 「行くわね」 先生は振り返って言った。 だけど、すぐ部屋を飛び出した。 「先生!」 僕の声は静かに消えた。