「そっかぁ。そうだったんだぁ」
僕は笑みを浮かばせる。
「何笑ってるのよ!気持ち悪い子ね」
「そうだよ。先生、よくわかってるじゃん」
立ち上がる先生を僕の胸の中に納め抱きしめる。
「ずっと一緒にいようね。俺必ず守るから。どんなことがあっても、、この手は離さないから・・」
「うん・・」
僕は、ずっとずっと・・こんな幸せが続くと思っていた。
あなたが居なくなる未来なんて、考えていなかった。
だけど、幸せなんてそんな長く続くはずなんてないことを僕は誰よりも知っていた。
でも、そんなことを信じたくなかった。
未来とか明日とか、、そんな見えない明日よりも今この見えた現実を幸せな現実を抱きしめたかった。
―先生、約束だよ。
―ずっと・・
―ずっと・・
―隣に居てね・・。
<br>
