・・わかっていた。 だけど不安になる。 ここから・・ 先生から離れたら、夢から覚めるような気がした。 困った顔をし下を俯く。 「ごめん」 僕は先生を背後から抱きしめた。 「先生・・」 「ううん。私の方こそ・・」 ぎゅっと僕の手を握る先生。 「このまま時間が止まればいいのに・・」 何度も何度も願った。 神様・・もう少しだけ、僕の見方で居て下さい。