あれから…
相変わらずあの2人はらぶらぶだ。

「ねぇ、美咲」

「ん?」

「私ね…純君の事、諦めなきゃいけないってわかってても、みちゃうの。
気がついたら、目で追ってて
こんなに好きって思えた恋はじめてだから……
どうしようもないくらい
頭の中、純君のことばっかりで……
どうしよう?」

「無理して好きじゃなくなろうとしたくてもいいと思う。
私は、里美がどれだけたくさん純君を思ってたか、知ってるよ。
だから、無理に諦めようとしなくてもいい。
人を好きになるってことはどうしようもないことだって、
すごいことだって、
里美が教えてくれたじゃん!!」

「ありがとう★美咲!!」


私はまだ終わらせることのできない気持ちを

心の奥底にしまい込んだ気持ちを、


そっと、戻した。