大切なもの

その後、
私は美咲の家に直行した

いつもはゆっくり歩く
田舎の田圃だらけの道。

今日は回りなんて
何もみえず

ただひたすらに

まだドキドキしている心臓を押さえながら

まだ真っ赤な顔を隠しながら

美咲の家に走った。