「もう疲れてきたの」

気付いていた。自分が疲れさせているのは感じていた。でも、いつも後になってから後悔していた。

「きっとまた新しい想いができるよ」

嫌だった。もう自分のエゴだとわかっていたが離れたくない。

「私は一人になりたいの」



こんな結末を迎えるなんて信じたくなかった―