出会いはふとした日常の中で―
それは学校のHR
「転校生が来た
北山ー」
先生が名前を呼ぶと教室の扉が開いた
「えー北山悠哉くんだ
皆仲良くするように!」
「北山悠哉です。
よろしく」
あたし以外の女子生徒はひそひそと話していたが
耳に入ってこなかった
無愛想な挨拶をしたあと
先生は席を伝えた
「じゃあ…桜木の隣に座ってくれ
桜木ー手あげろー」
桜木とは…あたしの名字…
「は、はい」
あたしが手をあげると
北山悠哉はあたしの席の隣に座った
「よ、よろしくね?」
「…あぁ」
キンコンカンコン
HRが終わるチャイムがなると女子軍団は一斉に北山悠哉の席に集まった
「ねえねえどっから来たの?」
「…」
北山悠哉は女子軍団を無視し教室をでていった
「かっこいー」
「は?」
あたしの隣にいた女子軍団が口を揃えて言った
頭…おかしくない?
「あのクールさやばい!」

