私の親友のナオミは



生きたまま「空葬」されたわ



ナオミの彼が死んだときに



彼の死体から離れようとしなかったの



ナオミは



「私は彼と行く」



と言ってきかなかったわ



私はナオミの気持ちが



わかるような気がした



それで私は



生きたナオミと



死んだナオミの彼が入ったカプセルを



射出したの



私は



その日は一日



泣いたわ