「あなた…そんな色が好きなのね」



女性の声が聞こえる



まだまぶしい光の残像が残る目を



こらしてみると



光沢のある



青色のつなぎを着た女性が



ソファーに座って



ぼくを見ていた



その女性は



自分はネリという名前だと言った



どうやら宇宙船の中に



いるらしかった