青瓶奇譚



「どうして?どうしてなの?」



かすみは



ぼくを責めた



「わたしはもう…



 行かなきゃいけないの」



どこに行かなきゃいけないのか



ぼくにはわからなかった



ただ



かすみが



「行かなきゃいけない」



というのなら



そうなのだろうと思った



どこに何をしに行くのか



なぜか




ぼくは聞かなかった