マアイは



どこまでも



どこまでも



潜ってゆくから



私はマアイを追いかけた



追いついた私を



マアイは



ふりほどこうとしたけど



絶対に



離さなかったわ



離すもんかと



思ったわ



「来ちゃダメだ」



ってマアイが言ったの



私は



「愛してる」



って言って



しっかりと



マアイにしがみついた



海は



とても深くて



真っ暗だけど



暖かくて



私とマアイは



どこまでも



どこまでも



深く



潜って行ったわ