「そっか…
これからもその千里って言う奴のイメージを押し付けてもいいからな?」



「声も…姿も…性格も…全部千里にそっくりなの…」


「本当はしたくないけどアンタの為だ
泣きたくなったら俺の胸貸してやる。」


「だから初めは友達から関係作っていかないか?」


「へっ?」


「だから友達じゃないと怪しまれるだろ?
だからだよ
[何してるんだ?こいつら]って言われたら[友達だから慰めてるの]って理由が付けられるだろう?
だから…ダメか??」


「別にいいよ」

私は無表情なまま言った


そう私はあの事故から笑えなくなってしまった事を泉梨に言ってないのだ


言ってないんじゃなくて言えないのだ。


私はそうして話していたらいっきに力が抜けて涙がこぼれた。

そして彼はさっき言ってた通り胸を貸してくれた