昨夜の飲み会にて
酔い狂ったあたしを
春は止めようとしてくれた
『奈子いい加減にしろ』
「やぁだァァーっ!!!!春なんかどっか行っちまえ!!」
『奈子わかったから…もう家に帰ろう、明日は結婚式なんだ』
春に右手首をグイっと持ち上げられたあたし
それにムキになって抵抗するあたし
「ヤダってんじゃん゛がぁ〜!!!!!!!!!離せ馬鹿春!!!」
掴まれた手首を自分に戻し春を睨みつけた
『…馬鹿春?奈子ちゃん、そんな口を旦那様にきいていいのかな?』
春はチョイ切れらしい満面の笑みだが目が冷めている
いつもならこの目で怯む奈子だがお酒が廻っている奈子は最強だった…、

