そんなわたしを見て
彼は わらった

その笑顔を見て
恥ずかしいのに
胸がキュンッてして
その笑顔からまた目が
離せなかった。


すると 体育館方向から
校長先生らしき声が
してきて

「あッ やべぇ!!!!
入学式はじまってる!!!」

と 言って
ボーとしていた
わたしの腕を引いて

「全速力で走るよ~!!」
と言って 走り出した。

さすがに
わたしも現実に
戻って
腕を引かれながら
体育館まで走った。