―――昼休み

「良かったじゃん♪
2人ッきりになれるチャンスだよっ」

そぅ言ってマナは ガッツポーズをした。


「でも なんでわたしまで掃除することに なっちゃってるの~?!」


そぅ言って、口にフォークをつっこんだまま
机に うつぶせになった(本日2回め∑)

「でも 掃除をする分、あの邪魔なヤツらも いないんだよ??」

そう言ってマナは
レオ君の方を指さした。

休み時間になるたびに
レオ君の机に群がってくる女子たち。

「髪の毛茶色いねぇ~?」 とか
「手 大きいィ~」とか やたらと甘ったるい声を発しながら レオ君にベタベタと 触っている。

レオ君も若干 苦笑い気味。

「ってか、触りすぎでしょッ?!
レオ君迷惑がってるからッ!!」

と マナに愚痴った。

「だ・か・ら!!!
掃除ひき受けた おかげで あんなヤツらは
もちろんいないし、毎日会えるンだよ??
2人ッき・り・で」

そぅ言ってマナは1人で盛り上がっている。


でも…
「そうだよねッ!!2人ッきりになれるンだもん!」
単純なわたしは、すぐに納得して目を輝かせた。

掃除上等!!
恋愛に苦悩は つきものだもんねッッ

そぅ自分に気合いを入れて、最後の玉子やきを口に入れた。