目もとには たくさんのシワ。
鼻がスッと通っていて
見た目で言えば80代くらいの おじいさんが
鬼の形相で レオ君を睨んでいた。
「げッ!!じぃちゃん∑∑」
そう言いながら、いかにも『ヤバい』って顔をして レオ君は後ずさりをした。
「レオっ!!お前また神社の掃除せんと
学校に行きよったな!!!」
そこまで聞いて
やっとこの人が
レオ君のおじいさんだという事がわかった。←(にぶッ∑)
すると すかさずレオ君は
「だって あそこ掃除してたら獅子舞みたいなのが睨んでくるんだよっ」
……あれは 獅子舞じゃなくて 狛犬だと思う…;;
「あれは 獅子舞などではない!!!!!
代々 溝口神社を
守ってくださっている
狛犬様じゃ!!
神社の跡取り息子が
それくらい知らんで
どうするっっ」
と いまにも鬼になりそうな おじいさんは
レオ君を思いっきり
怒鳴った。

