「ねぇ!レオ君昨日
イヌに吠えられて
逃げちゃったりとかした?!!」
と ハイテンションで
レオ君に聞くもんだから
『なに言ってンのッマナ!!』
と すかさず小声で気いたら
『いいからッ』と
言ってマナは
レオ君に迫った。
するとレオ君は平然と
「?? そうだよ??
見てたんだァ~
全然きずかなかった。
俺 イヌ苦手なんだよね」
あれは 苦手をこえているような…
そう思っていたら
教室の窓から
「レオ―――ッ!!!!!」
と お年寄りの人の
シワ枯れた怒鳴り声が
聞こえてきたから
ビックリして
わたしは窓の方を見た。

