大柄な女性…、いや、どう見ても男性が女性の格好をしている変な人が出てきてレイに言った


『あっ…あの…』


レイは呆気にとられている


『わかってるわよ!入国手続きね!うふ』


『グッ』


レイは胃液の逆流を全力で阻止した、無論マグもである


『この町に入るには1つ条件があるのよ!』

『じょ…条件ですか?』


『えぇ…その条件とは』


『条件とは…』


ゴクリ


『乙女になってもらうのよ!男でもね』


『行こうかマグ』


レイはくるりと半身を翻し出口に向かった


『レイ外吹雪で歩けないよもう…』


『……だ…だって』


『さあ旅人さん!どうするの~?貴方可愛いらしいから大丈夫だと思うんだけどん!』


『マグ…、この町については今後なにも語るな…』


『う…うん』


『さぁどうする?』


『入国します…』


『はぁ~い!では入国書にサインして終わったらこっちの着替え部屋に来てね!ちゅっ!』


『ウプッ…』


吐気を我慢しながらレイは入国書にサインし始めた