ウルフ

朝6時、少し肌寒い中レイは起きていた


『レイ…、ちょっと早すぎない?』


『準備運動と銃のメンテナンスしてたらすぐだよ』


空には太陽の光が輝き始めていた


《ドンドン、パンパン、ドンドン》


『さあ~!ついに今年もこの日がやってきたよ~!皆~この日は何の日~?』


『松茸キングを決めるたいか~い!!』


司会の問いかけに答える観客


『うんそうだ!今年も我こそはという猛者が集っているようだぞ~』


『うしっ!』


レイは気合いを入れた

『あんた…熱血だったっけ?』


マグが言う


『商品と特権のタメだ』


『だよね…』


『皆ルールは簡単!誰が一番立派な松茸を取ってこれるか!それだけだ~!準備はいいか~い!?』


『お~!!!』


『お…お~!』


レイも遅れて叫ぶ


『無理しちゃって…、痛々しい』


マグが呟く


『よ~し!では位置についてレディー………、ゴー!!』


司会の掛け声と共に一斉に参加者が走り出した