ウルフ

『何故そんな危険な大会に出るのか?だよね』


『はい…』


『さっきも言っていたけど松茸キングになると商品もそうなんだけどもう1つ特権があるんだ!』


『特権?』


『あぁ!その特権とは……っとごめんよ!話の途中だが明日の準備で忙しくてもう行かなきゃ!そこの参加申込書にサインしてもらえれば参加出来るから!じゃ行くね』


流石は司会のマシンガンの様なトークを繰り出しそそくさと言ってしまった


『レイ…?』


『小太刀もだけど特権が気になる』


『まだのんびり観光コースも選べるよ~』


『よし!』


レイは一言気合いを入れると参加申込書にサインし始めた


『夢のまた夢だったか…』


マグはガックリとした雰囲気で言った


『さてとこれで参加したと…、マグ明日に向けて早めに宿に行くよ!』


『まだお昼だよ!観光は~?』


『行くよ!マグ』


『いけずなレイ~』


こうしてレイは早々に宿を探し、明日の松茸キングを決める大会に向けて万全をきしたのだった