《ダダダダダダダッ!!》


静寂の中に連続した破裂音が響いた


『ぐぁ~…、馬鹿な何故…』


《バタッ》


ガイは思いもよらない攻撃に避ける暇もなくまともに攻撃を喰らい床に突っ伏した


『ふぅ…、成功したか…ぐっ、しかし代償もかなり痛いけど』


レイがヨロヨロと立ち上がる


『死んだフリも中々難しいな…もっとも死にかけには変わりないけど…』


《カチャ》


マグナムからマグが解放される


『成功したねレイ!』

『なんとかね…』


レイはフッと笑顔になった


『マグが内部から操作し無人の状態からマグナムを発射させるなんて今日まで思いもつかなかったな』


『今からずっと活躍しようか?』


マグが言う


『今日は特別だ…また僕も修行し直しだな』

『残念…』


『さっ冗談は言ってられないロックを手当てしてここから出ないと』


『そうだねレイ!』


そうして死にかけのレイは意識を失っているロックを背負い地下を後にした


『うっ…』


『目が覚めたみたい』

マグが言う


『はっ!ガイは!?』

ロックが飛び起きた