ウルフ

『大丈夫…、見つけたから』


『見つけた?』


マグが言う


『さて終わりにするか…、君にまた会うのはプロジェクトが成功した時だ』


『…』


『もっとも…、その時は忠実な部下だがな』

ガイが回転する


『リボーションハルバード!』


例の如く弾が乱舞する

『ハッ!』


レイは壁を使い、負傷していない足で壁を蹴り高くジャンプした


『体は回転していても頭は回転してもブレない…そこだ!』


『あほぉうが…』


《バン》


『…!?』


『レ~イ!?』


マグが叫ぶと同時にレイは地面に叩き付けられた


『ガハッ…』


レイの口から血が溢れる


『甘いよな…』


ガイは不適な笑みを浮かべた


『確かに頭はブレなくそこを狙えば的が絞れていいがな…、私がそんなこけおどしで倒されると思ったか?』


『チッ…』


レイの脇腹からさらに血が滲む


『もう終わりだ…』


『マグ!あの形態だ!』


レイが叫ぶ


『わかったレイ!』


《カチャ、ジャ、ジャキン》


マグナムにマグが連結される


『マグナムファースト…』


『今更無駄だ!リボーションハルバード!』

『うぉ~!』


両者の銃が同時に放たれる