ウルフ

『私は君を殺すつもりはない…、協力してもらいたいのだ』


ガイは不適な笑みを浮かべる


『断ります』


レイが口を開く


『ふっ…、それもよかろう…。少々手荒くなるが遺伝子さえもらえればそれでいい』


『貴方を…、倒します…』


《シュン》


レイが先に動く


『自惚れは時に大変な欠陥を呼ぶ』


ガイは両手に【コルトダブルイーグル】を手にしている


『ダブルイーグルは2つで最高の能力を引き出してくれるのだよ』

《ドン、ドン》


レイが撃つ


『せっかちなヤツだ…』


ガイはなんなく避ける

『君によけれるかな?』


そう言うとガイは物凄いスピードで回転し始める


『リボーションハルバード!』


回転の中でコルトダブルイーグルが火を噴く

《ダン、バン、ダン、ダン、ババン、ダン、ダダンッ、バン、ババン》


予期させない弾の弾道が四方を飛び交う


『…ッ!?』


《ガク》


膝をつくレイ


レイは太股、肩、脇腹を負傷していた


『やはり君は素晴らしい、この技を食らって生きてるヤツを見たのは10年ぶりだ…』


『ハァハァ…、それはどうも…クッ…』


『レイ!?』


マグが心配そうに叫ぶ