ウルフ

レイ達は扉の前に立った


『レイ…、ありがとよ』


『お礼はまだ早いですよロック』


『倒してから…だよね?』


マグが言った


『あぁそうだな』


『行きますよ…』


扉が開かれる


『ようこそ最終ステージへ』


『出たなガイ!』


『この人がガイ…』


そこにはカウボーイ風の男が立っていた


『ロックよ…久しぶりだな』


『俺の名前を軽々しく呼ぶな!!』


『ロック会ったことあるの?』


『くっ…』


『そちらの客人はまだ知らないのか…』


『貴様!』


『ロックは俺の息子だ…』


『!?』


『黙れ!!』


レイは無表情のままだ

『町を…、そして皆を…、…母さんを奪った貴様に親面されたくねぇんだよ!』


『フッ…』


『くそ~!!!』


《パンッ、パンパンパン》


ロックはコルトダブルイーグルを不意に連射した


『ぬるいな…』


なんなくかわすガイ


『貴様だけはゆるさねぇ!!』


『……』


レイは黙ったままだ


今、最後の決戦が始まる