ウルフ

『はぁはぁ…』

『ぐふっどうやら終わりのようですね』


ライゼンはそう言うと銃口をロックに向けた

『ぐふっ、さよならだ』


《ドギャン》


『ガハッ』


バタッ


『うっ』


『やれやれ…、オチオチ休んでもられないよ』


ロックの目の前にはライゼンであろう下半身が横たわっていた


『しかし、ライゼンって人も、もう一人居るの忘れてたのかな…?』



《カチャ》


レイのマグナムからマグが解放される


『おい!どういうことだよ!』


『こういう事です』


『こいつは俺がやるって言ったろ!』

『どの道貴方が殺られたら僕が戦わなければならないし、そうなりえる状況だったので撃ちました…、結構痛いんですよフルパワーの反動は…』


『チッ!面目丸潰れだぜ!』


『頭が潰れなくてよかった…』


『言えてるかも…』


マグがボソリと賛同した


『この~!馬鹿にして~』


《早く最後の扉を開け…》


不意にアナウンスが流れた


『!!』


『遂に最後か!』


『のようですね』

レイ達は最後の扉へと向かう