ウルフ

直ぐに冷徹な表情に戻ったレイは【ヘルズバー】へと歩いて行く


『おい!貴様なに用だ!?』


見張りの男がレイに言い放つ


『お酒を飲みに』


レイは言った


『駄目だ駄目だ!もう今日は店じまいだ帰んな!!』


『そうですか…』


レイは〔フゥ〕と息を吐いた


次の瞬間、レイは見張りの男の視界から消え男の足元に、水平蹴りを喰らわせた

そして続け様に転んだ男のみぞおちにエルボーをした

男が苦しみ顔を上げた所をレイは男の首を両手で抱え首の骨を折った


それきり見張りの男は動かなくなった


それを見たロックも【ヘルズバー】へと駆け出してきた


出入り口にレイとロックは立った


『行くぞ!レイ』


『いつでも…』


《バンッ》


扉を開けロックとレイはバーへと飛込んだ


まずレイはカウンターにいた3人の頭を一瞬でザクロを潰した様にした


ロックはテーブルにいた4人を順番にあの世へと送った


レイは更にバーテンダーが銃を構えるより早く心臓を撃ち抜いた


2階から駆け降りてきた3人も有無を言わせず死体にした


ロックは違うテーブルで酒を飲んでいた男の頭を酒のジョッキと一緒に撃ち抜き男は顎から上が無くなった


『はぁはぁ…、レイ一人多いぞ』


『そうでした?』


レイは息も切らさず冷徹な表情のまま言い放った