『さて、まずはあの出入り口の奴をどうにかしないとな』


ロックが呟く


『さっきの狩りで奴らも俺の存在に気付いてるな』


レイはロックの方をチラリと見た


『僕が行きます』


『えぇ~!!レイちょっと待った』


マグは言った


『何か考えでも?』


ロックがレイに言う


『僕はあまり奴らに顔を知られていませんし、先ほども中に入りましたし』


レイが言うとロックは驚いた表情になった


『中に入ったのか!?』


『えぇ…』


『普通なら警戒されて撃ち殺されてもおかしくないのに…』


『レイは子供みたいだから警戒されなかったんじゃない?』


マグがレイに言った


『マグ…、解体するぞ…』


レイは表情を変えずに言った


『じょ…、冗談だよ』

焦った様にマグは言った


『ロック、俺が見張りを片付けたら一気に行くよ』


『わかった、しかし見張りを殺るときの銃声でバレるんじゃ』


『銃では殺さないよ…、多少体術にも心得があるから…』


レイは〔ニコッ〕っと笑顔で答えた