『俺が賞金首になったのは、この町の前の住民だからなんだ』


ロックは少し思いつめた表情で言った


『他の住民はどうなったの?』


マグがロックに問いかける


『殺られた…』


『……』


『一人で賞金首を…?他に誰か助けてくれないんですか?』


レイの問いかけにロックは首を振った


『皆ビビっちまってる…、奴に。他のハンターは皆見て見ぬふりなんだこの町の事は』


風が流れる


『奴?』


『ああ』


ロックは空を見ながら言った


『奴ら賞金首のリーダー、両銃のガイ…』


『そいつ強いの?』


マグは言う


『奴がいる限りこの町は駄目だ…、だからレイこの町から出ろ』


『やだ…』


ボソリとレイは呟く


『レイまさか…』


『ロック協力する…』

『やっぱりかぁ~…』

ロックは驚いた表情になった


『レイ!本気か!?死ぬかもしれんぞ!?』

『どうせ暇だし、問題ない』


『あ~あ、暇だしか…』


マグが呆れた口調で言った