「なんでもねーわけないだろ」



眉間にシワをよせ

私を軽く睨む



「…まぢで何でもないって!!」


明るく振る舞う

これが私の今の精一杯だった





ぎゅっ



え…?



温かいぬくもり




私は翔に抱きしめられていた



「ちょっと翔!」



翔を軽く押す



離してくれない翔




「元気なフリすんなよ。。無理に笑うなよ」