ただ今 昼間


プルルルル


私は蓮に電話をかけていた


何故かって?


「夏紀!物を返すのは早めだよ!!」

とか.意味不明なことを麻衣に言われ

電話をかけるはめになった



ってゆーか

「早くでろよ゛っ!!」

ピッ


電話に出た蓮

「だれ?」


あ! 出た!!


「進藤夏紀ですっ」


なぜか力んでしまった私

受話器の向こうからは


「ハハハっ お前声デカ」


あんま喋んないくせに

今日は笑っている


って、そんな事
どーでもよくて用件言わなきゃ


緊張ぎみの私...


「えっと..スウェット返したいから。明日ヒマ?」

「あー 多分」


「じゃあ明日。西市の駅前に7時で!」


ブチっ


テンパりすぎて

返事も聞かずに電話を切った



麻衣を見ると

「デート成立♪」


デートじゃないっつーの!!


でも何故か赤面する私


麻衣はこれを見てニヤニヤしていたなんて

知るよしもなかった。