2メートルほどの感覚をあけ
蓮は止まった
言わなきゃ
言わなきゃ...
「あた『俺』
私の言葉は蓮によってはばまれた
あの
お祭りの日のように
「俺.お前が好きだ。」
蓮の口からは
信じられない言葉
「え...」
「おめぇーが好きって言ってんだよ!!!」
私の目からは
みるみるうちに涙が出た
「族の事黙ってて悪かったって思ってる。諦めようとした。でも無理なんだよ」
私も伝えようとした時
温かいぬくもり
蓮に抱きしめられていた
「あたしも蓮が好き...」
蓮はニコリと笑い
私の流れ続ける涙を
ふいてくれた



