そおいうと
わたしたちわ
自転車に乗った



「もお1人で
帰れるけん
いいよ!!!!
2人とも
方向が逆やろ」


わたしわ
2人にそう言うと
信号をわたった



「じゃあね」


信号を
わたって
振り返り
2人に手をふると
自転車を
またこぎだした


少し行った所で
自転車からおりて
押しながら
歩いて帰ることにした



「沙耶!!!」


ゆっくり
帰っていると
急に
うしろから
大きい声で叫ばれた


わたしわびっくりして
振り返ると
そこにわ
さっき別れた
翔と優がいた



「2人とも
なにしよんの!?」


わたしわ
さっき別れた
2人がなんで
ここにいるのか
わからず不思議だった



「なんで
1人で帰りよんのかっちゃ!!」


わたしわ
2人に怒られた



なんで2人が
怒ってるのか
わたしわ
わからなかった


「え!?
だって2人とも
方向が逆やけん
さっき
バイバイしたやん!?」


わたしわ
意味がわからなくて
笑いながら
2人に言った



「お前
バカやろ???
こんな暗いのに
女の子1人で
帰らせれるわけねえやろ」


翔が
わたしに言ってきた


優も翔の
隣でうなずいていた