へぇーお母さんの弟ね....




そう思いながらとりあえず出された手を握っておいた





.......って





「うそだぁ!!!!」



お母さんとヤクザさんぜんっぜん似てないじゃん!!



お母さんほんわか系だよ!?!?ヤクザさんいかついよ!?!?



どーなってんのよDNA!!





「お前なにげに失礼だな。ちゃんとした姉弟だっつの」



そういってヤクザさんはあたしの頭をペシッとたたいた




つうかやっぱ読心術じゃん




「ちげーよお前全部声にでてんだよ」



え!?まじですか??




「オオマジ」








相沢 環......




16歳になって初めて自分は心の声をかくせてなかったことを知りました...




「あ!!ところでヤクザさん」




「いや....俺ヤクザさんじゃねーし」




「?じゃあ、おじさん!!」



「....俺まだ25なんだけど」








「....じゃあなんて呼べばいいんですか」



「普通は名前でよぶだろが」



「名前忘れた!」



「....お前なあ」




あたしの言葉を聞いて、少し呆れた様子のヤクザさん



「さっきいっただろうが...俺の名前」




「ごめんごめん...あたしどーでもいい事はすぐに忘れるタイプでして」



笑いながらヤクザさんにいってみたけど、ヤクザさんなんか怒ってます.....




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