もう無理だっ!!!
笑ってしまう!!!!


そう思いかけた時に、



「....お前にはかなわないな」



ってサッチーに言われた



サッチーが言うにはあたしの考えは当たってるんだって


やっぱり何か理由があったんだ...


「お前はどう思う?」




「え?何が??」




「神名の書類を俺が破った理由」



えっ??それをあたしに聞く??



いやいや....あたしがそれをサッチーに聞いてるんですけど!?



まあ、でもカンナ先輩の書類を破った理由は一応考えてたんだよね


「う───ん.......



書類を破るってことは、その書類を誰かに見られたくないから...?


みられちゃまずいから??」



そう言うとサッチーはにっこりと笑って



「ご名答」



と言った



「神名の書類を破ったのは、アイツに対する嫌がらせなんかじゃない。


まあ、それ以前にアイツにちょいちょいしてたのはストレス発散のためだけど」




おお─────いっっ!!!!





ストレス発散のためにお茶がまずいとか温いとかそんな小姑じみたことやっとったんか───いっ!!


カンナ先輩....哀れすぎますっ!!



「まあ、それはおいといて....


(おいとくんかよっ!!)


実は俺、今だれかにつけられてるんだよ」



「.....はい??」



つけられてる.....?


「なんでっ!?」



「うーん....まあお前ならいいか...


今理事長に頼まれている仕事があるんだけど....


それが...........」



「章雀(ショウジャク)社長の座を奪う作戦☆」



「.....なっ.....なっ....


なんでここにっっっ????



京さんっっ!!!」



サッチーの声を遮って話し始めたのは、いつの間にかあたしの後ろに立っていた京さんだった...







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