浩太と舞子は
同じ大学に合格した。

美紀は音楽の専門スクールから
プロとして活動を始めた。


みんなが今日ここに集まる。

美紀の計らいだった。

「トビ、
貴方も私達と同じ
もう18歳になったね。」

心の中で語りかけた。


「ずっとみんなが支えてくれた。
だから私も今日ここに来れた。
みんな私を許してくれたの。
友達って凄いよね?

トビがいなくなって
その大切さを
もっともっと実感したんだ・・・

あの頃にはもう戻れないけど
貴方はもういないけど
泣いてばかりいたら
貴方に笑顔を返せないもんね?

美紀にも怒られてばかり・・
舞子や浩太にも
迷惑ばかりかけてきた。」