急に立ち止まってしまった私に、あの人は振り返る。


自分でまいた種なのに


ひとりぼっちが苦しい。


でもこうでもしないと


また人を傷つけてしまう



「どうした・・・?」


心配そうな顔をして


私に近づく


あの人



汗が出る。


今私は


確実に


この人と関わろうとしてる


だめだってば




「やっぱ具合悪い」




一言だけ伝えて、私は体育館から走り去る。




何やってんだ



何で泣いてんだ



涙とまんない



何で?



自分が望んだことなのに



悲しい