レンタル・ガーディアン

俺とマッチョは猫の方を見た。

俺はすかさずマッチョのわき腹にまわし蹴りを放った。

土ぼこりを上げながらマッチョは倒れるとしばらく呆然としてた。

「あの猫なら金儲けできる…」

「そうだな、がんばれよ!」

俺はそう言い残し、皇女を助け起こした。

気がつくとその男は猫を追いかけ始めていた。

「あはは…本気か?」

ふたたび俺は皇女を連れ、屋敷を離れようとした。

なぜか勝手口があったのでそこから出た。