forget-me-not

八時を過ぎたばかりなのに
お店はほぼ満員だった


「まだ八時なのに
 凄い人だね」

「あぁぁ
 この時間に此処に
 居るって事はみんな徹夜明け
 だろうねほらっよく見てごらん
 目の下・・・」

「くっくま・・」

ご飯を食べている人達は確かにゲッソリと
した顔をしていた


「ゆい、ここはね
 鯖の味噌煮がサイコーなんだ
 ちょっと色気がないけど」

「ははぁ
 うん、じゃーそれ!!」

確かに相ちゃんのおすすめだけ
あって絶品だった

「ゆい骨、気をつけて
 細かいのが結構あるからね」

「ははっさすが弟が2人
 居るだけあって相ちゃんって
 おにーちゃんって感じだよね」

「なんだよそれ?」
 
「う~ん
 母性溢れるっていうか」

「頼れる大人の男とかじゃなくて
 母性かよ・・・」

ガクッっと肩を落とした

「はいはい、野菜も残さず
 食べろよ~」

「相ちゃんおかぁさんみたい」

「ぶっ・・・ははははぁ」

思わず笑ってしまったゆいをみて

「・・・・」

まいったなぁっと相馬は顔をしかめた