「すまないね
 取り乱してしまって」

姿勢を正して私に向き直った


「ゆいちゃん
 君はまだ大人の手が必要だ
 唐突で驚くと思うが
 私と一緒に
 暮らさないか?

 無理にとは言わない
 でも君が成人するまでは
 面倒をみさせてほしんだ。
 
 今日はそれを
 言いに来たんだよ」


「えっ・・・」


「急な話ですぐには
 決められないね・・・」


「はい・・・それに
 そんなご迷惑は
 かけれません」


「いや、きれいに
 聞こえてしまったね・・
 これは自分のためなんだ・・

 罪滅ぼしをさせてくれないか
 
 自分の息子に出来なかった事を
 せめて君に」


どうか前向きに考えてほしいと
深く頭を下げた


そして気持ちが決まったら
連絡をして欲しいと


名刺を置いて帰って行った