僕は慌てて電話をとる。 「どうしたの?」 蛍子はすごく慌てていた。電話ごしの声は震えていた。 「あのね、すぐ来て、大変!」 「どうした?」「今どこに?」 「今、仙台」「財布がないの」 え、仙台…ここ横浜だから…えーとどうしよう。