ふと見上げると、隼人の目は涙でいっぱいになっていた。


「俺が悪いんだから、責めてもいいし、レッテル貼ったって構わない。

俺は、七海に信じてもらえるように行動してきたつもりだし、これからもそうするから。

それに、浮気しないって誓うよ?

俺のこと好きなら、一緒にいてよ?」


「好きだよ・・隼人が好きだよ。

でも、そういうことじゃないの。

好きとか嫌いとか、そんなんじゃなくって。

・・・好きだけじゃ、一緒にいれないよ。」



泣きながらポツリとつぶやく。

この1年半、いろんなことが積み重なって出た結論。




好きだけじゃ一緒に居られない。

お互い苦しいだけだよ。

私のワガママだって分かってる。

分かってるよ。

でも、簡単に決めたわけでもないの。

一緒にいたいよ、好きだもん・・・

でも もう・・