それから隼人は会うと必ず、ペアリングへキスするようになった。

まるで指輪に誓っているように。



「好きだよ」って笑う優しい顔も。

バスケをしてる真剣な眼差しも。

力強い腕や、広い胸も。

全部全部 大好き。


隼人でよかった。

隼人を好きになれてよかった。


隼人を信じてよかった。

毎日幸せを噛み締めながら、私達は3年に進級した。