愛してる以上に溢れる気持ちが、この涙になってるんだと思う。

だって涙が止まらないから。

泣く私を優しく抱きしめ、耳元で「嬉しい」と笑う隼人。

私も隼人の首に手を回し、頬を擦り寄せる。



「隼人…抱いてほしい。」

自然と出て来た言葉。

隼人の腕の力が一層強くなる。


「無理しなくていいよ?」

「無理なんてしてない。」


心配する言葉に笑って返すと、両肩を掴まれ少し体を離される。

見えたのは、隼人の瞳。

「好きだよ」

お互いに囁き、深いキス。

隼人の浮気から半年。

私達は再び結ばれた。