「それでねっ、このピアスもらったんだぁ」

「え〜!かわいい!」

次の日。

通学中のおしゃべりの最中、髪を耳にかけ、さっそく里菜にピアスのお披露目。


「七海、本当によかったね。私・・付き合うのはやっぱり反対だったし、今もまだ疑ってしまうけど。七海が幸せそうなら、それでいいや。」

「うん、ありがとう。心配かけてごめんね。」

「幸せそうでなにより!!」

里菜に肩をバシバシと叩かれ、ちょっと痛い祝福。