ボーっと窓の外を眺めていると、涼太からメールが届いた。

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今日はゆっくりしとけ。
俺も隼人を説得してみるから。
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涼太・・・


私、涼太に甘えてばかりだ。

あの時告白を断って、傷つけたのにまだ私を心配してくれて。

泣いている私の元に、息が切れるほど急いで来てくれた。

あの時涼太の手を取っていれば、今頃私は笑っていた?

今、涼太の手を取れば、私は笑顔になれる?




隼人・・・

嫌いになれるなら、嫌いになりたい。

こんな苦しい気持ち、捨ててしまいたい。

こんなに好きになるなんて、思わなかった。